特集・ブログ

ブリュワリー紹介『Duck Foot / ダックフット』

Duck Foot Brewing Co / ダックフット ブリューイング 創業：2015年 拠点：カリフォルニア州 サンディエゴ ニューヨークのファイナンシャルプランナーだったマット・デルヴェッキオは、2012年にセリアック病の診断を受けました。 これは自己免疫疾患で、ビールに素晴らしい風味を与えてくれる美味しい大麦や小麦、ライ麦などに含まれるタンパク質のひとつでもあるグルテンに対して異常反応を示す病気です。 セリアック病と診断され、ビールが飲めなくなってしまったマット。 普通ならショックを受け途方に暮れてしまうところですが、彼はこれをバネにしてグルテンフリーのビール造りについて研究を始めました。 そしてサンディエゴのエンシニータスに移った2014年、もともとホームブリュワー(自家醸造家)だったブレット・ゴールドストックと出会います。 ブレットはすでにビール品評会の審査員をしていたり、自身もコンペティションで優勝するなど熟練した技術を持っていました。 二人はすぐに意気投合し、ダックフット ブリューイングを立ち上げるアイディアを思いつきました。 Duck Foot のビールはすべてがグルテンフリーです。 CEOのマットがセリアック病を患っていることもあり、彼でも楽しめるビールを造ることは必然でした。 グルテンを減らしてもビールの味にはまったく影響がなく、他の素晴らしいクラフトビールと同等の評価を得ています。 実際に、地元サンディエゴの大会からアメリカ最大のビールの祭典"Great American Beer Festival"まで、これまでに数々の名誉ある賞を受賞しています。 ※ダックフットのビールはすべてパッケージング前に独立した研究機関で検査され、含まれるグルテンはFDA(アメリカ食品医薬品局)の定めるグルテンフリー基準値(20ppm)を大きく下回っています。 Duck Foot を一言で表すとしたら、それは「ランダム」でしょう。...

ブリュワリー紹介『Harpoon Brewery / ハープーン ブリュワリー 』

東海岸クラフトビールの先駆者 1986年、ハーバード大学のクラスメートだったダン・ケナリー、リッチ・ドイル、ジョージ・リゲティは、ヨーロッパで飲んだ美味しいビールをアメリカでも楽しみたいという思いから、Harpoon Breweryを創業しました。マサチューセッツ州における醸造許可証の第一号を取得し、アメリカのクラフトビールシーンに革命をもたらし、今では東海岸を代表するビールブランドとして、多くのファンに愛され続けています。 創業当初から一貫して型破りなビールを造り続け、その大胆なアイデアと情熱で数々のヒット商品を生み出してきました。特に、1988年に登場したスパイス入りの季節限定ビール「Harpoon Winter Warmer」や、1993年に誕生した「Harpoon IPA」などは、当時のクラフトビール市場に新たな風を吹き込む存在となりました。特に「Harpoon IPA」は、東海岸のビールファンにも大きな支持を得て、現在でも同ブリュワリーのフラッグシップビールとして、その人気を誇ります。 創業：1986年 創立者：ダン・ケナリー、リッチ・ドイル、ジョージ・リゲティ 拠点：マサチューセッツ州 ボストン Harpoon Breweryの商品一覧はこちら ユニークなアイデアと革新 Harpoon Breweryの成功の鍵となるのは、その独自性と革新性にあります。特に「Harpoon Winter Warmer」や「Harpoon IPA」のように、他のビールとは一線を画すフレーバーを提供し、消費者の期待を超える挑戦を続けています。シナモンやナツメグが香る冬季限定ビール「Winter Warmer」は、寒いニューイングランドの冬にぴったりのビールとして、今も多くの人々に愛されています。また、「Harpoon IPA」は、今ではクラフトビールの定番ともいえるホップの香り高いビールとして、多くのIPAファンを魅了しています。 東海岸のクラフトビール文化を牽引 Harpoon Breweryは、急成長するクラフトビール市場に合わせて、2000年には新たな醸造施設を購入し、生産能力を拡大しました。さらに、2014年にはESOP（Employee Stock Ownership Plan）を設立し、従業員が所有するブリュワリーとなりました。この取り組みにより、従業員一人ひとりが未来に対して強い責任感を持ち、ビールづくりに情熱を注いでいます。2020年にはアメリカで15番目の規模を誇るブリュワリーとして、その地位を確立しました。Harpoon Breweryのビールは、今後も革新と挑戦を続けながら、ますます多くのファンに愛されることでしょう。あなたも、ぜひこの歴史的なクラフトビールを体験してみてください。 Harpoon...

ブリュワリー紹介『Clown Shoes / クラウンシューズ』

Clown Shoes Beer / クラウンシューズ 創業：2009年 拠点：マサチューセッツ州 ボストン 自社醸造施設を持たないビジネスモデルで、他にはない材料、手法、表現方法を使い今までにない新しいビール常に造りだし、舌の超えたビアギーク達を夢中にさせるクラウンシューズ。 2009年、創業者兼CEOのグレッグ・バーマン(Gregg Berman)がマサチューセッツ州イプスウィッチにあるIpswich Ale Brewingと少量生産のブラックIPA "Hoppy Feet"を醸造したのが始まりです。 このビールはボストンを中心に好評を博し、バーマンはヘッドブリュワーのダン・リプケと共同で、既存のスタイルを革新する新たなビールを開発することにしました。 2年目には生産量が倍以上に増え、マサチューセッツ州以外での流通も開始しました。 その後も毎年成長を続けていますが、流通先の卸売業者はクラフト志向かを基準に厳選しています。 2017年末には、急激に増えた需要に応えるためにHarpoon Breweryの親会社でもあるMass. Bay Brewingとパートナーシップを結び、ボストンとバーモントにある醸造施設で生産を開始しました。 これにより、クラウンシューズの個性とスタイルはそのままに市場への安定供給が実現。 さらに、醸造するためのより大きなリソースや能力を得たことで、限定ビールや樽熟成ビールの醸造が可能になるなど、クラウンシューズはさらなる成長を遂げていきます。 また、クラウンシューズの最もユニークな点の一つは、間違いなく缶のラベルデザインです。 2013年に加わったアーティスト兼ラベルデザイナーのマイケル・アクストが、ファンを喜ばせるラベルを描き続けています。 商品ラインナップ Space Cake /...

ブリュワリー紹介『Societe Brewing/ ソサエティ ブリューイング』

聖地サンディエゴでビールファンが集う高評価ブリュワリー Societe Brewingは、樽熟成ビールに特化したブリュワリー「The Bruery」の仕事仲間として出会い、クラフトビールに対する飽くなき探求心を形にすることを目標に立ち上げられたブリュワリーです。 親しみやすさはありがならも、ワールドクラスのクラフトビールを造ることを目指し、実際にWorld Beer CupやGreat American Beer Festivalといった権威ある大会にて数々の受賞を果たしています。クラフトビールの聖地サンディエゴにおいて、ビールファンが集う評価の高い実力派が手掛けるビールをお試しください！ 創業：2012年 拠点：カリフォルニア州 サンディエゴ 創業者：ダグラス・コンスタンティナー、トラビス・スミス Societe Brewingの商品一覧はこちら クラフトビールに対する飽くなき探求心 創業者であるダグラス・コンスタンティナーとトラビス・スミスは、カリフォルニア州オレンジ郡にある樽熟成ビールに特化したブリュワリー"The Bruery"の仕事仲間として出会いました。 連夜ビールを飲みながら醸造哲学を語り合ううち、共同でブリュワリーを立ち上げ、クラフトビールに対する飽くなき探求心を形にすることを約束しました。2012年、クラフトブリュワリーがひしめき合うサンディエゴで醸造を開始。 1,500平方メートルの敷地内にあるテイスティングルームでは、独創的なクラフトビールが生み出される2,400Lの醸造設備や熟成スペースをガラス越しに見ることができます。 ワールドクラスながら親しみやすい味わい ブリュワリー名の"Societe(ソサエティ)"には、ビールが人種や階級、宗教、信念、性別、年齢を超えて人と人とを繋ぐ大きな社会的役割を果たしていることへの敬意が込められており、「BEER FOLK UNITE! (ビール党は団結せよ！)」を合言葉に、ビール一本一本の醸造により地域社会づくりに励んでいます。 親しみやすくかつワールドクラスのクラフトビールを造るというのが彼らの目標です。 World Beer Cupを始めとした権威ある賞の受賞歴が華々しいのはもちろんのこと、クラフトビールの聖地サンディエゴでもビールファンなら必ず立ち寄る評価の高い実力派のブリュワリーです。...

【参加者募集】マウイブリューイングの魅力に迫るオンラインツアー(12/11開催)

12/11(土)にオンラインツアーを開催します。 ビール製造工程の100%をハワイ・マウイ島で行う本物のハワイアンクラフトブリュワリー「マウイブリューイング」のビールを飲みながらその魅力に迫っていくという特別企画で、実際にハワイにいらっしゃる旅行会社のジャルパック様とのコラボ開催となります！ 当日は、ワイキキのマウイブリューイングのレストランと中継を結び、ハワイの「今」の雰囲気を味わっていただけます。 もちろん、マウイブリューイングの紹介やビールのテイスティング企画もあります。 ビール片手に気楽に参加いただけますので、マウイブリューイングのファンはもちろん、クラフトビール好き、アメリカ好きの方にも是非参加いただきたいイベントです！ 【開催日時】 　2021年12月11日(土) 12時～13時 【参加方法】 　下記のJALPAKサイトで申し込み後、アンテナアメリカオンラインストアにてツアー参加用パックを購入。 　ご購入確認後オンラインツアー参加用のURLをお届けします。 オンラインツアー申し込みページはこちら 【パック内容】 ＜4本パック 3,300円(税込)＞ 　・Maui Big Swell IPA x 1 　・Maui Pineapple Mana Wheat x 1 　・Maui Bikini Blonde...

アンテナアメリカ Beer & Food紹介 "チーズステーキ編"

これは美味い！絶品「チーズステーキ」 師走で忙しいあなたにオススメ！ フィラデルフィア名物のファストフード「チーズステーキ」を紹介します。 フィラデルフィア アメリカ北東岸に位置するペンシルベニア州の都市フィラデルフィア。フィリーという愛称で親しまれています。 早くから開拓者たちが移り住んだ場所ということもあり、アメリカ合衆国憲法とアメリカ独立宣言が制定された場所でもあります。 イギリスが最初に植民地化した13州の中の一つであり、アメリカ独立戦争を経てアメリカ合衆国として独立しました。 アメリカ国旗の赤と白の13本のストライプは、その独立13州を表しています。 © F11photo | Dreamstime.com ロッキー フィラデルフィアといえば、シルヴェスター・スタローンが監督・主演を務めた映画「ロッキー」の舞台でもあります。 1976年から40年以上もの間世界中のハリウッド映画ファンを魅了しています。 アメリカでは、ロッキーはフィラデルフィアの非公式守護神と考えられています。 © Sean Pavone | Dreamstime.com フィリーズチーズステーキ フィラデルフィアはチーズステーキの激戦区です。 チーズステーキの発祥地に関しては諸説ありますが、1930年にホットドッグスタンドを経営していたパット・オリヴィエがレシピを開発したというのが有力な説と考えられています。 ある日パットは、ソテーされた薄切りステーキをホットドッグのバンズに詰めたまかないランチを食べていました。 それを見た常連客であるタクシー運転手が、ぜひ同じものを作ってくれとパットにお願いして誕生したのがフィリーチーズステーキです。 その当時は、ステーキの上にチーズはのっていなかったと言われています。 誕生から間もなく、フィラデルフィアにたくさんのチーズステーキレストランがオープンしました。 Pat Olivier’s...